プレイヤーズツアー名古屋
かみそーです。
前回のグランプリ名古屋2019でトップ8入賞したことでプレイヤーズツアー2020♯1の権利を獲得したので、参加してきました。
今回はそちらのレポートです。
【事前準備:ドラフト】
今回のイベントは2日制で
2日目 ドラフト3回戦+パイオニア3回戦
の15回戦となっています。
以前までのPTと違うのは、
・構築ラウンドが1回少なくなっており相対的にドラフトの比重が上がっている
・足切りラインが4-4から5-3へと上がっていること
の2点です。
初回のドラフトラウンドを0-3してしまうと、2日目に進出するためには構築ラウンドを全勝で駆け抜けなければならずかなり厳しくなります。
ドラフトは苦手フォーマットなので、発売後に開催している「関西ドラフト練習会」で7回、その他リアルで数回、残りはMOでドラフトを練習しました。
事前練習や前日のディスカッションの結果、自分の中の方針としては
・一番やりたいのは赤黒サクリファイス。キーカードがコモンに多く、再現性が高い。
・白は寄せきるとプレイアブルなカードが増えるため、空いてると思ったら切り込む。
・夢さらいを引いてくれ。
という感じでした。
昔からリミテッドの苦手は課題としているので、PTに継続参戦していくつもりであれば普段からの練習は継続するべきでした。
あまり回数をプレイできなかったので、PTシーズンは最低限1日1回くらいはやっていきたいですね。
【事前準備:パイオニア】
使用感も勝率も良かったデッキ(オーコ入りシミックアグロやシミックネクサスなど)が軒並み禁止となり、心を折られ続けましたがアドバンテージProsの松田さん(@Rooney56)から教えてもらった5cニヴを半信半疑で回し始めたところ非常に強力(しかも回していて楽しい!)で一躍使用候補のひとつのデッキとなりました。
使用し始めた時に赤単、黒単、緑単と単色の高速アグロが流行しており、タップインやショックインが多い多色デッキが勝つはずないでしょ…と思っていましたが、森の女人像の安定したブロッカー性能や白日の下にからの選択肢の豊富さ、一度出たら対処しづらい上にリソースも回復してくれる「ニヴ=ミゼット再誕」のおかげで対アグロはむしろ有利なデッキだと気付かされました。
テーロス還魂記発売後も「自然の怒りのタイタン、ウーロ」の加入もあり、対アグロ性能は格段に向上。
お気に入りのデッキが強化されたこともあり、このデッキを使う気まんまんでしたがテーロス還魂記の発売によって登場したとんでも無いデッキがありました。
そう、あいつです。
ツイッターのTL上でちらほら見かけるようになり、構築相談用のライングループでも試す人が増えデッキが強いとすぐに評判になりました。
こうなると自分でも試そうとMOで回し始めましたが感想としては「デッキは強いがプレイが難しすぎる」。これに尽きます。
青黒Inverterはコンボの勝ちはもちろん、「真実を覆すもの」のビートプランへの切り替えもあり、プラン変更のタイミングの見極めが非常に難しいと感じました。
特にミラーマッチでの立ち回りの難しさを感じました。
習熟度の高い5cニヴと明らかにデッキが強い青黒Inverterのどっちで参加するかデッキリスト提出の50分前まで悩んでいましたが、
・青黒Inverterをプレイするには習熟度が足りず、完成されたデッキリストやサイドボードプランも持っていない
ことから5cニヴを選択しました。
リストは松田さんに頂いたところから意見が分かれた「狼の友、トルシミール」or「永遠神の投入」で入っていると青黒Inverter相手に勝ち筋が生まれる「永遠神の投入」に変更して74枚同じデッキになりました。
【ドラフトラウンド】
1-1レアは令和版ヴラスカの侮辱こと「食らいつくし」で文句無しのピック。
1-2は取りたいものが無さすぎて「死の神のお告げ」。
可能であれば赤黒サクリファイスに舵を取りたかったのですが、赤黒のカードがあまり流れてこず強そうなカードをつまみながら終了。
2-1で爆弾レアの「太陽の宿敵、エルズペス」をピックし、白と黒は使いたいなと思っていましたが1パック目も2パック目も白いカードはほとんど取れませんでした。その代わり緑お告げ(ランパン)やマナクリ、5/3/4のスフィンクスが回収できたので、青緑を中心とした多色方向へ。
3-1でクラーケン、3-3でアトリスを取れて序盤の受けに不安は残るものの、2-1くらいはしそうな多色デッキに。
多色デッキはやらないつもりでしたが、前日の練習でムラカミカズヤが語っていた多色ピックの極意が頭の中に流れてきてなんとかデッキになりました。もっと早めに多色路線に切り替えていれば青緑マルチを2枚拾えてた可能性があるのが勿体なかったですね。
対戦結果は
R1:上家の緑白赤アグロ 〇
R2:下家の緑白アグロ ×
R3:青白feat.夢さらい ×
1-2
R3の青白相手はゲームの勝敗を分けるプレイミスを2回してしまいそれぞれ敗北。
緊張していたのか、集中できていなかったのか定かではありませんが勿体ない敗北でした。
【構築ラウンド】
R4:青黒Inverterコンボ 〇
R5:青黒Inverterコンボ ×
R6:黒単 ×
R7:スゥルタイドレッジ 〇
R8:シミックランプ △
2-2-1
合計3-4-1でショニポン。
【大会を終えて】
今回の反省点は大きく分けて2つ。
①練習への目的意識が低く、ただこなしているだけの練習が多かったこと。
②デッキの選択を全部人任せにしたこと。
特に②に関しては、デッキリストを貰った後ももっと自分の意見を言えていればブラッシュアップができた点があったのにも関わらず、それを放棄したことがデッキリストを提供してくださった方に対しても失礼だったなと反省しています。
今は次のプレイヤーズツアーに向けてPTQを抜ける為にスタンダードデッキを考えているところです。
必ず次のプレイヤーズツアーにも参加して、次は優勝してもおかしくないと思えるくらいの取り組み方で挑みたいと思います。